予防歯科

年末年始は、楽しいイベントや家族、友人との食事が増える時期です。クリスマスやお正月は特別な料理やスイーツを楽しむ機会が多くなり、ついつい食べ過ぎてしまうことも。
しかし、この楽しい時期には歯の健康にも注意が必要です。いつもと異なる食事や甘い物を多く摂ることが、虫歯や歯周病のリスクを高めるからです。

クリスマス: 甘い誘惑との戦い

クリスマスにはケーキやクッキー、チョコレートなど甘いデザートが欠かせません。これらの甘い食べ物は、口の中で糖分が細菌に分解されるときに酸を生成し、それが歯のエナメル質を溶かして虫歯を引き起こします。
特に、長時間にわたって何度も小さなスナックを食べると、口の中の酸性度が継続的に上がり、歯にとって非常に有害です。

年末年始の食べ物とその影響

年末年始のお祝いで欠かせないお節料理やお雑煮、焼き餅なども注意が必要です。お餅は特に粘着性が高く、歯の表面にくっつきやすく、虫歯の原因となります。
また、お節料理の甘辛い味付けも、虫歯菌の栄養源となり得ます。

正しい歯のケア方法

1. 食後の歯磨き

甘いものを食べた後は、できるだけ早く歯を磨くようにしましょう。
しかし、酸で弱ったエナメル質を傷つけないために、食後30分は待ってから磨くのが理想的です。

2. フロスの使用

歯間ブラシやデンタルフロスを使って、歯と歯の間や歯茎の隙間の清掃を心がけてください。

3. 定期的な歯科検診

年末年始の前後には歯科検診を受けることをお勧めします。
プロのクリーニングで、普段のブラッシングでは取り除けないプラークや歯石を除去できます。

まとめ

年末年始は、美味しい食べ物と楽しい時間を過ごす絶好の機会ですが、この時期特有の食習慣が歯の健康に悪影響を与えないよう注意が必要です。
適切な口腔ケアと定期的な歯科診察で、新年を健康的な笑顔で迎えましょう。

町田市成瀬
南成瀬歯科医院