夏は楽しいイベントやおいしいものが増える季節ですが、実は歯周病が悪化しやすい時期でもあるのをご存じですか?
高温多湿の環境や生活リズムの乱れが、歯茎の健康に大きな影響を与えます。
特に20代でも歯茎が下がるリスクがあるため、若い世代も注意が必要です。

夏に歯茎や歯周病が悪化しやすい理由

1. 水分不足で口の中が乾燥しやすい

暑さで汗をかくと体内の水分が減り、唾液の分泌が少なくなります。唾液は口内の細菌を洗い流す役割があるため、乾燥すると歯周病菌が増えやすい環境になり、歯茎の腫れや痛みが出やすくなります。

2. 冷たい甘い飲み物やアイスの頻度が増える

スポーツドリンクやジュース、アイスなど糖分の多いものを摂る機会が増えると、プラーク(歯垢)がたまりやすく、歯茎の炎症やむし歯の原因になります。

3. 生活リズムの乱れ

夏休みやイベントで食事や就寝時間が不規則になり、夜の歯磨きを怠ると、歯周病菌が長時間口の中で繁殖してしまいます。

4. クーラーで免疫力が低下

冷房による体の冷えすぎや夏バテで免疫力が落ちると、歯茎の炎症を抑える力が弱まり、歯周病が悪化しやすくなります。

20代でも歯茎が下がる?

「歯茎が下がるのは年配の人だけ」と思われがちですが、20代や30代でも歯茎下がりは起こります。

  • 強い力でゴシゴシ磨く間違った歯磨き
  • 歯ぎしりや食いしばり
  • 初期の歯周病
  • 口呼吸や喫煙習慣

こうした要因が重なると、若い世代でも歯茎が下がり、歯の根が露出してしみたり、見た目の印象が変わることがあります。

健康な歯茎を守るための夏の予防法

  • こまめに水分補給をする(お水やお茶がおすすめ)
  • 甘い飲み物やアイスを食べた後は軽くうがいをする
  • 寝る前の歯磨きを必ず丁寧に行う
  • 歯間ブラシやフロスで歯と歯の間もケアする
  • 3か月~半年ごとに歯科医院でクリーニング・定期検診を受ける

健康な歯茎はピンク色で引き締まっています。赤みや腫れ、出血がある場合は早めに受診しましょう。

こんな症状があればすぐに歯科医院へ

  • 歯茎が赤く腫れている
  • 歯磨きすると出血する
  • 歯が長くなったように見える(歯茎が下がる)
  • 冷たいものがしみる
  • 口臭が気になる

これらは歯周病のサインかもしれません。放置すると歯を支える骨が溶け、最悪の場合は抜歯が必要になることもあります。

南成瀬歯科医院では

南成瀬歯科医院では、町田市および周辺地域の皆さまに、健康な歯茎を守るための歯周病予防・治療を行っています。
夏休みやお盆前後は混雑が予想されますので、定期検診やクリーニングは早めのご予約がおすすめです。

夏に要注意!歯茎が下がる・歯周病が悪化しやすい理由と予防法

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