夏は冷たい飲み物やアイスを口にする機会が増える季節。
しかし、「キーンとしみる…」という嫌な感覚に悩まされていませんか?
これは、知覚過敏(ちかくかびん)と呼ばれる症状の可能性があります。

知覚過敏とは?

歯の表面にはエナメル質、その内側には象牙質という組織があり、さらに奥に神経があります。
歯茎が下がるなどして象牙質が露出すると、冷たい・熱い・甘い刺激が神経に伝わりやすくなり、しみるような痛みが起こります。
特に夏は歯茎が下がる症状や歯周病が悪化しやすく、知覚過敏を感じる人が増える傾向があります。

夏に知覚過敏が増える理由

1. 冷たい飲み物やアイスの摂取が増える

通常よりも頻繁に刺激が加わるため、知覚過敏を感じやすくなります。

2. 歯茎が下がるリスクが高まる

水分不足や口腔乾燥で歯周病菌が増え、歯茎が腫れたり下がりやすくなり、象牙質が露出します。

3. 歯磨きの力が強すぎる

汗をかいてスッキリしたくてゴシゴシ磨きすぎると、逆に歯茎が傷ついて退縮し、知覚過敏を招くことがあります。

知覚過敏の原因

  • 歯茎が下がる(加齢、歯周病、間違ったブラッシング)
  • 歯ぎしりや食いしばりによる歯の摩耗
  • 酸性の飲食物の摂りすぎによるエナメル質の溶解
  • ホワイトニング後の一時的な症状

20代や30代など若い世代でも、歯磨きの仕方や生活習慣が原因で歯茎が下がると知覚過敏になることがあります。

知覚過敏の対策

  1. やわらかめの歯ブラシを使い、力を入れすぎず磨く
  2. 知覚過敏専用の歯磨き粉を使う(刺激をブロックする成分入り)
  3. 歯ぎしりがある場合はマウスピースを使用する
  4. 酸性の飲食物(炭酸飲料・スポーツドリンク)の過剰摂取を控える
  5. 症状が続く場合は歯科医院でコーティング処置や根本的な治療を受ける

南成瀬歯科医院では

南成瀬歯科医院では、知覚過敏の原因を丁寧に診断し、適切な治療やケア方法をご提案しています。
軽度の場合は専用の薬剤塗布や歯磨き指導で改善が期待できますが、歯周病や歯茎下がりが原因の場合は、歯周病治療と併せたケアが必要になることもあります。
「夏になると冷たいものがしみる」「歯茎が下がって歯が長く見える」など気になる症状があれば、早めの受診をおすすめします。

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